地域社会のIT化推進
■高齢者のスマホ活用
 コロナ禍によって人々の行動の規範は、マスクをかける、密を避ける、人との会話を控えるなどと激変いたしました。また、社会のあり方もSDジーズ(持続可能な開発目標)を推進するために「脱炭素」を考慮したエコな生活が求められております。この2つを達成するためには、世界に遅れをとった デジタル化の取り組みを早急に進展させ、効率の良い社会を実現しなくてはなりません。その時に必要になるのが社会の情報共有です。特に生活圏でのコミニケーションが重要になります。その環境の創出は、「地域インターネット放送局」によって可能になります。それを実現するには、スマホの普及が欠かせません。スマホ普及のボトルネックになるのは高齢者の対応です。高齢者の需要を喚起するには、音声によるスマホ活用が有効な手段となります。
■高齢者対応が社会のIT化を進める
 「電話とメールが出来ればいい。だから、安いガラケーのままでいい。」と多くの高齢者の方々はおっしゃいます。しかし、それでは社会のデジタル化は進みません。インターネットを苦手にしている高齢者の方々がWebを覗き見る仕掛けが必要になります。その対応として、QRコードを利用して音声による情報を提供する仕組みを作れば、解決手段の1つとなります。その時に、地域の「インターネット放送局」が重要な役割を果たします。
 高齢者にウェブ情報が届くようになれば、社会のデジタル化が進み、SDGsが推進され、脱炭素社会の実現を可能にする道が開きます。
スマホの普及を図るためには、2つの問題があります。1つは価格の問題です。格安SIMを利用しようとするとネットでの購入となるので、初心者の高齢者には無理です。また、普段の利用に際しても操作のサポートが必要になります。地域としての支援体制を整えることがデジタル化を進める重要な条件となります。