夢のインターネット放送局
コロナを克服し、SDGsを達成して
脱炭素化を実現するためのプラン
 コロナが経済に与える影響は、今後数年は回復しないと思われます。その状況では、SDGsを唱えても絵に書いた餅でしかありません。脱炭素化は進展できず、地球の環境は悪化して行きます。その流れを食い止めるには、困窮した社会経済を立て直さなくてはなりません。その方法には、住民の生活を支援するベーシックインカムを導入する以外に方策はないと考えます。
 コロナのような感染症は、現代のグローバリズムで世界中を席巻する巨大なシステムに組み込まれた社会体制では、今後、幾度も繰り返されることになります。感染症によって人との交流が制限される中でSDGsを推進するためには、これまでのユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)とは異なる考え方が必要です。それは、地方自治体が地域の原資を活用して独自に実施できるシステムです。それをローカル・ベーシックインカム(LBI)と呼ぶことにします。
 具体的な仕組みは、地域で生み出した太陽光と水力のハイブリッド発電の電力を原資として実施する新たな発想のベーシックインカムです。地域の自然エネルギーで生み出された電気を生活支援として、直接、住民に無償で供給するという方式なので、一律に助成金を配布する方法とは違い、住民の生活の現状に沿ったサポートをすることが出来ます。供給された電気によって、移動は電気自動車、暖冷房はエアコン、調理はIHや電子レンジ、照明はLEDと電気を利用することになり、ガソリン、灯油、ガスなどの化石燃料の消費が激減し、脱炭素化が実現します。
 このプランを実行するには、国や県や諸団体との多くのアナログな手続きが発生します。また、住民や関係団体との情報共有が重要になります。それを実践するには、インターネットを活用して迅速で的確に処理できるデジタルなシステムと対応が必要になります。
 インターネットはSNSが主役の時代になっております。しかし、少しでも油断をすると嘘やデマが蔓延します。ネットを安全に利用するためには、地域に信頼の出来る情報プラットフォームを開設して利用することがフェークニュースを防止する確実な解決手段となります。地域のメディアとなる「インターネット放送」を立ち上げれば、その役割を果たすことが出きます。インターネット放送によって地域の情報の共有が出来れば、コロナ対策を正確、迅速に伝達できて、コロナ禍の克服に向けての活動が実施しやすくなります。LBIによって住民の生活が立ち直れば、人々の心身にゆとりが生まれ、SDGsの理解が得られて活動が進展します。一方、地域の自然エネルギーの活用により脱炭素化が進行します。
 全国の地域がそれぞれの状況に合わせてLBIを実現して行けば、他に依存せず自らが生み出す豊かさと幸せを手にすることが出来ます。そのノウハウを世界に伝えれば、世界の人々の平和への願いが叶い、さらには貧困を撲滅することが可能になります。
 上記は、アナログに考えれば実現は難しいと感じますが、デジタルに思考すれば容易に実現できます。
以上、ここまでお聞き頂いてありがとうございました。
http://shiwa.mobi/dialy/2021/02/27carbon/ インターネット放送研究所
 代表:佐藤祐輔
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