音声再生 インターネット放送 再生停止
地域インターネット放送は、毎日の生活情報を発信して、災害時には地域の緊急情報をリアルタイムに伝達できます。
 3.11東日本大震災以来、日本の各地で自然災害が多発しております。被災地で被災者が、常に語るのは「身近な情報が無かった。」と言う言葉です。マスメディアは「命を守る行動っをとって下さい。」と呼びかけますが、殆どの人々は具体的行動を取れずに戸惑うばかりでした。
 その状況を打開できるシステムとして、「インターネット放送」を開発して参りました。2001年に地域メディアの発想を持ち、「tvドメイン」を取得して、パソコンによる音声のインターネット放送局の開発を開始いたしました。2012年にスマホの音声システムを岩手県立大学 ソフトウエア情報学部佐々木淳先生に相談を致しました。以後、スマホによる音声発信の研究を続け、QRコードを活用した文章音声化システムが完成いたしました。

(別紙をご参照下さい。)


画像のタップでshiwa.tvが開きます。
 2017年に再度、県立大学に相談を申し上げ、インターネット放送の推進に協力を頂くことになり、現在に至っております。
 2018年6月には、廃止された有線放送スピーカーの代替の役割りと、情報弱者の方々に音声で情報を提供するために開発していた インターネット・スピーカーが完成し、特許も申請いたしております。
 


 2018年9月から2019年3月までの6ヶ月間、佐々木教授はEU5ヵ国の大学との「防災対応」の共同研究のために赴き、「インターネット放送の活用」を発表し、論文として認定されました。
 2019年10月6日に、仙台で開催された「世界防災フォーラム」では、佐々木教授がインターネット・スピーカーを講演の最中に実演し、紫波町からの緊急ニュースをデモ放送いたしました。
 2019年9月4日から10月11日まで、日本の大手IT企業 IOデータ財団からの助成を受けた 岩手県立大学が「インターネット放送」の実証実験を紫波と矢巾を実験フィールドとして実施いたしました。
 実験に参加して頂いた方々にアンケートを実施し、貴重なご意見を賜りました。
 実験の結果、地域の情報プラットフォームとして十分に機能すると確信を得ました。今回の実験は、モニターのスピーカーが20台でした。実用に供するためには更なるデータが必要になると考えており、スピーカー100台での実験を検討しております。
 つきましては、今後もご支援の程、宜しくお願い致します。 (文責:佐藤祐輔)
■実証実験での確認事項は右記の通りです。
【実験で検証できた確認項目】
①時間や場所を選ばず即時に情報が発信できる。
②停電時にも対応ができる。
③現場からの放送が可能である。
④インターネットと連動している。
⑤設備費がかからず、運営費が安い。
⑥役場、消防、警察から直接、緊急放送が出来る。
⑦発信情報の全てが記録される。
⑧インターネットのプッシュ型通信を可能にした。
お問合せは、電話 019-676-2838 佐藤時計店へ!
http://shiwa.mobi/diary/2019/12/06saigai/